小児花粉症とは何ですか?
1章 小児花粉症について
第3回「花粉症と風邪の見分け方はありますか?」
花粉症と風邪の見分け方はありますか?
花粉症の場合は、毎年ほぼ同じ時期にくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどを認めます。
その一方で、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりは風邪のひきはじめの症状にも似ています。
そのため、最初は判断が難しいと言えます。 風邪はウイルス感染によるものです。
症状は2~3日でくしゃみは改善し、鼻水も水っぽい状態からネバネバした状態へと変化します。
その他に、発熱、咽の痛み、咳、全身の筋肉痛などをともなう場合があります。
その多くが1~2週間で症状は良くなります。このように、風邪の症状は、比較的短期間にさまざまに変化し、改善していきます。
しかし、花粉症の場合は、鼻や眼を中心に症状が続きます。
子ども特有の留意点はありますか?
小児は表現力に乏しく、特に乳幼児は症状を的確な言葉で伝えることができません。
小学生低学年以下の小児の場合、苦痛を訴えるのを待つのではなく、保護者を始めとした周囲の大人が積極的に異常の発見に努めなければなりません。
たとえば、鼻づまりは「いびき、口を開けて寝る、口呼吸」、くしゃみは「鼻をいじる、鼻をこする」、鼻水は「鼻がたれる、鼻をすする」などの仕草から保護者が判断しなければなりません。
まとめ
花粉症と風邪の見分け方
hetd |
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・花粉症(スギ) 花粉が飛んでいる2月から4月頃にかけて鼻や目の症状が続く。 ・風邪 1~2週間の短期間に様々な症状が変化していく。 |
お子さんの様子に注意し、積極的に異常の発見に努めましょう。
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1章 小児花粉症について
2章 民間療法の効果
3章 ママからの質問コーナー〜アイチケット広場ママからの質問に土井 勝之先生先生が答えます〜
小児花粉症とは何ですか?