入園・入学前に知っておこう、「感染症」
1章 主な感染症
風しん(三日はしか)
「妊婦さんとの接触は避けましょう」
風しんは症状が軽いことがほとんどで、不顕性感染(感染したことに気づかれない)であることも多い感染症です。
しかし、妊婦さんが感染すると胎児にも感染して先天風しん症候群を生じ、白内障、心疾患、難聴などの先天異常を起こすことがあり、風しん患者は妊婦さんとの接触を避ける必要があります。
●風しんと診断されたら、妊婦さんとの接触を避けるようにしましょう。
●妊婦さんが風しんに感染した可能性がある場合には、ワクチンの接種歴を確認した上で、血液検査で抗体を調べてもらいましょう。
流行する時期
春から夏
病院へ行くタイミング
耳の後ろのリンパ節や頸部のリンパ節が腫れたり、発熱や発疹があれば。
病状観察のポイント
発疹がでる前に、耳の後ろのリンパ節や頸部のリンパ節が腫れます。
その後、赤い発疹が顔面から全身へ広がります。発熱は数日続きますが、高熱にならない場合が多いです。
感染経路は飛沫感染です。
登園・登校の目安
発疹が消失してから。
感染期間:発疹前1週間、発疹後1週間
潜伏期間:2-3週間
予防接種の有効性・副作用
風しんワクチン(あるいは麻しん風しん混合ワクチン)が有効です。
接種後の発熱、発疹が起こる場合があります。
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1章 主な感染症
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麻しん(はしか)
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風しん(三日はしか)
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水ぼうそう
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おたふくかぜ
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インフルエンザ
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ロタウイルス感染症
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溶連菌(ヨウレンキン)感染症
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手足口病
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ヘルパンギーナ
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突発性発疹
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とびひ
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プール熱
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りんご病
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しらみ(頭しらみ)
2章 ママからの質問コーナー〜アイチケット広場ママからの質問に佐藤 恒先生が答えます〜
入園・入学前に知っておこう、「感染症」