入園・入学前に知っておこう、「感染症」
1章 主な感染症
水ぼうそう
「水ぼうそうには薬があります」
有効な内服薬があるので、水ぼうそうが疑わしい場合は早めに医療機関を受診しましょう。
発疹に対して外用薬(塗り薬)もあります。
麻しんや風しん、突発性発疹などの他のウイルス感染症にも言えることですが、母親からの移行抗体(母親に免疫がある場合は胎内にいるときに抗体をもらっている)が切れる乳児期以降(おおよそ生後6ヶ月以降)にかかるウイルス感染症です。
流行する時期
特に無い
病院へ行くタイミング
発疹、水疱、発熱があった場合
病状観察のポイント
発疹は、紅斑(赤い発疹)、水疱(水ぶくれ)、破れて痂皮化(かさぶた)の順に変わっていき、それらが混在するのが特徴です。
発熱がある場合は、発疹とほとんど同時です。
稀に、肺炎や脳炎を合併することがあります。
感染経路は主に飛沫感染ですが、接触感染も起こります(水疱の中にウイルスが存在する)。
水ぼうそうウイルスは一旦治った後もからだの中に潜んでいて、免疫状態が低下したときなどに、帯状疱疹として再度発病することがあります。
登園・登校の目安
すべての発疹がかさぶたになれば(ウイルスを排出しなくなります)。
感染期間:発疹前日~すべての発疹がかさぶたになるまで。
潜伏期間:10~20日
予防接種の有効性・副作用
水ぼうそうワクチンが有効です。
接種後の発熱や発疹があります。
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1章 主な感染症
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麻しん(はしか)
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風しん(三日はしか)
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水ぼうそう
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おたふくかぜ
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インフルエンザ
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ロタウイルス感染症
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溶連菌(ヨウレンキン)感染症
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手足口病
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ヘルパンギーナ
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突発性発疹
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とびひ
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プール熱
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りんご病
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しらみ(頭しらみ)
2章 ママからの質問コーナー〜アイチケット広場ママからの質問に佐藤 恒先生が答えます〜
入園・入学前に知っておこう、「感染症」