アイチケット広場LOGOマーク

< ドクターズコンテンツのトップへ戻る

入園・入学前に知っておこう、「感染症」

1章 主な感染症

突発性発疹

「生後はじめての高熱の場合、突発性発疹の可能性があります」

生まれてはじめての高熱の半数ほどは、突発性発疹だと言われています。

熱も39度~40度になることが多いのですが、高熱の割には元気なのが特徴です。

典型的な症状(数日の高熱の後の発疹)がない場合もあり、はっきり診断がつかないこともあります。

「2度がかりがあります」

同じ症状をていするウイルスが2つは発見されており、突発性発疹に2回なることがあります。

1回目は乳児期になることがほとんどですが、2回目は1歳を超えてからが多いようです。

「親からうつる?」

突発性発疹は、成人の唾液を介してうつると考えられています。

水ぼうそうと同様に、治った後もウイルスは身体の中に潜み続け、体調が悪くなると唾液中にウイルスが増えてくることが指摘されています。

そのため、親御さんの体調が悪いときに口移しやスプーンなどを共有して食べ物を与えた場合、子供にうつす可能性があると考えられます。

流行する時期

聴診器

特に無い

病院へ行くタイミング

ドクター

乳児で発熱があれば(特に生まれてはじめての高熱)

病状観察のポイント

ドクター

3、4日の発熱持続の後、解熱とともに体幹から顔面・四肢に赤い発疹が出ます。発疹は数日で消失します(数時間で消える場合もあります)。

初期症状として、咳、鼻汁のかぜ症状をともなうことがあります。

嘔吐や下痢をともなうこともあるため、胃腸かぜと間違われることもあります。

高熱の場合が多く、熱性けいれんを合併することもあります。

稀に脳炎を合併する場合もありますが、ほとんどは重篤な合併症はありません。

感染経路は唾液を介してと考えられています。

登園・登校の目安

特にきまりはありません。
発疹が消失している頃には解熱して数日が経過しており(発症後1週間ぐらい)、元気であれば通園させているのが現実ではないでしょうか。

潜伏期間:5-15日

予防接種の有効性・副作用

ワクチンはありません。

- index -

1章 主な感染症

2章 ママからの質問コーナー〜アイチケット広場ママからの質問に佐藤 恒先生が答えます〜

入園・入学前に知っておこう、「感染症」

このページが役に立ったらシェアお願いします。

サイト内検索

ドクターズコンテンツのトップへ戻る