プール熱

「プール以外でも感染します」

別名咽頭結膜熱ともいわれる、アデノウイルスによる感染症です。

名前の通り、咽頭炎と結膜炎を起こします。プールを介して感染することがあることからプール熱と呼ばれていますが、飛沫、経口感染ですのでプール以外でも感染します。

アデノウイルスにはいろいろなタイプがあり（50近くある）、普通のかぜ症状だけで終わる場合も多い一方、肺炎、胃腸炎、結膜炎を起こす原因にもなります。

そのなかでプール熱は、高熱が持続し、咽頭炎と結膜炎を起こすことが特徴となっています。

流行する時期

主に夏-秋にかけて

病院へ行くタイミング

発熱、結膜充血があれば。

病状観察のポイント

高熱が4-5日持続することが多い。

咽頭炎と結膜炎（白目が充血）を起こすのが特徴で、鼻汁や軽度の咳を認めます。

下痢や腹痛を認めることもあります。

感染経路は飛沫と経口感染（便中ウイルスによる）です。

登園･登校の目安

主要な症状が消失して3日目から。

潜伏期間：5-7日

予防接種の有効性･副作用

ワクチンはありません。