肥満に関心を持つことが第一歩
1章 小児肥満の基礎知識
小児肥満とは何か
小児肥満とはどんな状態か
体の脂肪量が通常よりも多く、太りすぎている状態が【肥満】の状態です。 その中でも特に子ども(幼児~12歳)の肥満のことを「小児肥満」と呼びます。
もともと子どもは成長のために多くのカロリーを必要とします。
また子どもは基礎代謝も高いため、体重のわりにエネルギー消費が多いのが特徴です。
それにも関わらず、太っている状態が【小児肥満】です。
小児肥満の定義
「標準体重」を超えている子どもは小児肥満の疑いがあります。
小児肥満と見なされる体重の目安は乳児期と幼児期以降で異なっています。
【乳児期】
標準体重+15%
【幼児期以降】
標準体重+20%
「標準体重」は年齢、性別、身長によって変わり、小児科外来などで調べることができます。
↓ツールで簡単チェック!
◆子どもの標準体重チェック◆
小児肥満が増えている
小児肥満の割合は小学生の男子で12~13%、女子では5%にもなり、割合は年々増加傾向にあります。
メタボリック・シンドロームにご用心
近年、このメタボリック・シンドロームは大人だけでなく、子どもの間でも増加中です。 小児肥満は、早期発見、早期対応が肝心です。
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1章 小児肥満の基礎知識
2章 小児肥満の予防法
肥満に関心を持つことが第一歩