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ウイルス性胃腸炎に感染したら 「家庭でできる対処方法」

2章 家庭でできる対処法

脱水症を防ぐ「経口補液療法」-実践編

経口補液療法の実践方法

聴診器

●嘔吐しはじめの時期
ティースプーン1杯(5cc程度)を数分おきに飲ませましょう。
点滴のように少量ずつ与えるのがポイントです。
最初に数回吐いてしまっても、あたえるのをやめずに続けましょう。
※それでも吐き続ける場合は点滴が必要です。必ず小児科を受診しましょう。

●嘔吐がおさまったら

ティースプーン2杯、3杯と少しずつ量を増やしていきましょう。
飲む量を増やしていき、吐かなくなれば「経口補液療法」は成功です。

体重別の飲ませる量

●3~4時間以内に飲ませる目安の量

飲ませる目安の量

●4時間以降に飲ませる目安の量

体重 5kg~9kg:
  下痢・嘔吐のたびに 60~120ml
体重 10kg~20kg:
  下痢・嘔吐のたびに 120~240ml

【注意】一度にたくさんの量を飲ませてはいけません

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一度にごくごくと多量に飲ませてしまうと、炎症した胃腸が水分を吸収しきれずに吐き出してしまいます。
必ず少量ずつ飲ませましょう。
子どもがたくさん飲みたいと求めても、与えないようにすることが大切です。(心を鬼にしてがんばってください)

※乳児の場合

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まだ母乳やミルクを飲んでいる乳児には、経口補液療法はおこなえません。
経口補水液の代わりに、母乳やミルクを少量ずつ数分おきに飲ませましょう。

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1章 ウイルス性胃腸炎の基礎知識

2章 家庭でできる対処法

3章 ウイルス性胃腸炎の予防方法

ウイルス性胃腸炎に感染したら 「家庭でできる対処方法」

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