顔、腕、会話ですぐに119番! 脳卒中は家族が「FAST」で対応しよう!
3章 家族や身のまわりの人をFASTで守ろう
客観的な目で異変に気付こう
家族だからこそ異変に気付ける
脳卒中の発作を起こした方は、「意識があるしそのうち治まるだろう」「まさか自分が病気になるわけがない」と思いたがる傾向にあります。その半面、身内が見ると「いつもと違う」という異変にはっきり気付くものです。脳卒中をいち早く発見するためには、そばにいる家族に気付いてもらうことが一番です。家族の誰かに脳卒中の症状が起こったらどうするべきかを話し合い、日頃から家族でFASTをチェックし合っておくと安心ですね。
また、離れて暮らす家族にもFASTを共有し「異変が起こったらすぐに電話をかける」などの約束をしておくと、いざという時に慌てることなく対応できるはずです。
FASTを広めよう
脳卒中が起きた時、必ずしも家族と一緒にいるとは限りません。一人でいる時に脳卒中が起きたらどうするべきかを想定しておくと共に、友人や職場の人など身近な人にもFASTを知ってもらいましょう。少しでも多くの人にFASTを知ってもらうことが大切な命を救うことにも繋がるのです。
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1章 脳卒中を正しく知ろう
2章 脳卒中に素早く対応するために:FASTを知ろう
3章 家族や身のまわりの人をFASTで守ろう
顔、腕、会話ですぐに119番!
脳卒中は家族が「FAST」で対応しよう!