小児科ドクターが教えます。目からウロコの子どもの診察準備

3章安全に採血するために子どもと約束しよう

子どもとのお約束は「ちっくんシート」で

採血をする時のお約束を子どもと一緒にチェックしてみましょう。

◆バイキンさんがいるのかをしらべるために、ちっくんをするよ。

◆すわってがんばる？ねころんでがんばる？

◆ないてもいいよ。でもね、おやくそくがひとつあるよ。てはうごかさないでね。

◆バイキンさん、ばいばーい！

◆よくがんばったね。

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子ども自身が流れを理解することで恐怖心が軽減できるとも言われています。座るか寝ころぶか自分で選ばせることも、「自分で選んだのだから頑張ろう」という気持ちの切り替えに繋がります。 ※寝転んで注射できるかはクリニックによって異なります。

お約束が守れたら褒めてあげましょう

頭では検査が必要なんだと理解できていても、いざ注射の針を目にすると怖くてひるんでしまったり、刺された痛みで泣いてしまったりすることは当然あります。例え暴れてしまったとしても、検査に耐えたことを褒めてあげましょう。自信をつけてあげれば、その先注射や採血をすることになっても「今度は泣かずに頑張ろう」と、きっと前向きな気持ちになれるはずです。