心配しないで!「子どものチック」
3章 チックの子どもの見守り方
まずは小児科に相談しよう
かかりつけの小児科で診てもらいましょう
チックのほとんどは自然に治るので治療の必要はありません。ただし、チックと見間違う病気がいくつかあるので「チックかな?」と思ったら一度、小児科を受診しましょう。チックの症状が目立っている、長く続いている場合は小児神経科や児童精神科に相談するとより専門的なアドバイスが受けられます。
お医者さんに伝えて欲しいこと
- いつ頃からチックが始まったか
- 始まった時に環境の変化があったかどうか(引越し・進学など)
- どれくらいの頻度で起こっているか
- どんな場所で起こりやすいか(自宅・学校など)
- どんな時に起こりやすいか(なにかに夢中になっている時・リラックスしている時)
チックの症状は一人ひとり異なります。小児科を受診する前に我が子のチックの特徴を把握しておきましょう。診察時に症状を伝えられるようにしておくと、より的確なアドバイスが受けられます。
治療の流れ
●軽度のチック
一過性のチックで生活に支障がない場合は、自然に症状が消えていくのを待てばよく、特に治療は必要ありません。その後の通院も不要です。
●重度のチック
長期にわたるチックで生活に支障がある場合は、チックが落ちつく薬を使うこともできます。薬を使わなくてもチックとの付き合い方を見つけて良くなる子もいます。
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1章 チックとは?
2章 チックが起こる仕組み
3章 チックの子どもの見守り方
心配しないで!「子どものチック」