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お薬にも個性がある! 「1日2回」「1日3回」を必ず守って治しきるまで飲ませよう!

1章 お薬が効く仕組み

代表的なお薬の名前と、それぞれの個性を知ろう

薬を安全に、効果的に服用するためにも代表的な薬の名前と特徴を知っておきましょう。
ここでは、特に飲み方に注意が必要な抗生剤についてご紹介します。

抗生剤は、薬の性質によって大きく二つのグループに分かれます。

1.濃度依存タイプ

薬の「血中濃度を高くする」ことで効果を発揮する。
一時的でも良いので、できるだけ高い血中濃度が得られるように服用します。1回の投与量が多いため、服用回数を少なくして副作用のリスクを軽減します。

例)

薬の血中濃度図3

●ニューキノロン系(1日1回)

  • ジェニナック
  • アベロックス
  • クラビット
  • グレースビット

●マクロライド系(1日1回)

  • ジスロマック

2.時間依存タイプ

薬の「血中濃度を長時間維持する」ことで効果を発揮する。
ある一定以上の血中濃度を長時間保つことで効果を発揮します。服用回数を多くするため、1回の投与量は最小限にとどめて副作用のリスクを軽減します。

例)

薬の血中濃度図4

●ニューキノロン系(1日2回)

  • オゼックス

●マクロライド系(1日2回)

  • クラリシッド
  • クラリス

●カルバペネム系(1日2回)

  • オラペネム

●ペニシリン系(1日3回)

  • パセトシン
  • ワイドシリン
  • サワシリン

●セフェム系(1日3回)

  • フロモックス
  • メイアクト
  • セフゾン

薬の服用回数は薬の特性に基づいて決められているので、処方せんの指示を守るのは鉄則です。薬の飲み忘れがないように注意しましょう。

- index -

1章 お薬が効く仕組み

2章 お薬を飲めなかった時の考え方

3章 お薬との付き合い方

お薬にも個性がある! 「1日2回」「1日3回」を必ず守って治しきるまで飲ませよう!

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