15年後の生存率は60%以下! 正しい知識で正しく治そう「睡眠時無呼吸症候群」
4章 「睡眠時無呼吸症候群」の予防・改善-「あいうべ」体操
家族の日課に取り入れよう!「あいうべ体操」
睡眠時無呼吸症候群の予防は、日々の習慣が大切です。次のようなポイントに注意しましょう。
- 太り過ぎない
- 定常的な寝酒を控える
- 禁煙する
- アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの症状を治して、口呼吸から鼻呼吸にする
- 睡眠薬服用を避ける
など。
ほかにも、睡眠時無呼吸症候群の予防や改善に取り入れたいのが口のまわりの筋肉を動かすトレーニング「あいうべ体操」です。
1.「あー」のどの奥が見えるまで大きく開く。
2.「いー」前歯をむき出しにして、首の筋が浮き出るくらい口を大きく横に広げる。
3.「うー」唇を尖らせ、強く前に突き出す。
4.「ベー」舌の付け根が引っ張られるくらい、舌を突き出して伸ばす。
1~4を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける。
この運動を毎日続けることで、口を閉じる、舌を引き出す運動になり、気道を広く保てるようになります。ご家族みんなでやれば長続きしそうです。予防のためにも、ぜひ日課にされてみてはいかがでしょうか。
- index -
1章 肥満だけとは限らない?意外と身近な「睡眠時無呼吸症候群」
2章 「睡眠時無呼吸症候群」はパートナーしか気づけない
3章 手遅れになる前に!検査・治療に付き添う
4章 「睡眠時無呼吸症候群」の予防・改善-「あいうべ」体操
15年後の生存率は60%以下!
正しい知識で正しく治そう「睡眠時無呼吸症候群」