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「検査結果の⽐較」のプロであるドクターと⼆⼈三脚で⾃分の体を深く知ろう

2章 数値への過信は禁物!検査結果の判断

正常範囲だからといって安⼼できないことも

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検査結果に対して、異常値だけを気にされる方も多いですが、正常値であっても安心とはいえません。検査の正常値というのは、あくまでも一般的な目安としての数値にすぎないものです。たとえば、コレステロール値の例でいうと、コレステロール値というのは健康診断では基準値が低めに設定されており、悪玉コレステロール値が120を超えれば異常な数値と判断されます。ですが、男性は45歳、女性は55歳という年齢であれば160以上、歳をとって140以上の数値が出たら薬を飲んでコレステロール値を下げましょうと言われるなど、年齢によって異常と判断される値は異なったりもするのです。

また実際、悪玉コレステロール値が140の方と70の方を比べると、70の方の方が心筋梗塞などの疾患に約4倍なりにくいとはいわれています。120という値が異常値と設定されていると、もともとコレステロール値が70で正常値だった人は、年々数値が上がっているのも関わらず、120にならないと健康診断で異常とは判断されません。もしゆっくりと値が上がっている状況経過を見ることができていれば、120という異常値に達する前に改善のための対策を考えることができます。そういう意味では、検査結果が正常値だったとしても、過去からの経過をしっかり見ることこそが大切だということがわかるでしょう。

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1章 理解しておきたい検査をすることの⽬的

2章 数値への過信は禁物!検査結果の判断

3章 同じ医療機関による継続的な検査がおすすめ

「検査結果の⽐較」のプロであるドクターと⼆⼈三脚で⾃分の体を深く知ろう

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