アイチケット広場LOGOマーク

< ドクターズコンテンツのトップへ戻る

「検査結果の⽐較」のプロであるドクターと⼆⼈三脚で⾃分の体を深く知ろう

3章 同じ医療機関による継続的な検査がおすすめ

⼀時的な検査では変化が⾒落とされてしまうことも

白いシャツを着ている女性

一か所で継続的に検査を受けずに毎回医療機関を変えてしまうと、経過から見える体の変化に気づきにくいというリスクが発生してしまいます。その実例として、実際にこんなことがありました。

以前、当院でレントゲンを撮っていた患者さんに、一度別の医療機関でレントゲンを撮り、その1年後に再び当院でレントゲンを撮った方がいらっしゃいました。その時は両機関で異常は認められなかったのですが、当院が保管している過去のレントゲン画像と比較したら、明らかに肺に腫瘍ができていることがわかりました。さらに精密検査をしてみると、肺癌だということが判明。1年前に別の医療機関で撮って「異常なし」と診断された画像も取り寄せて確認したところ、それにも肺に腫瘍がありましたが、それは一時的な検査を行っただけでは発見できず、過去との検査画像を比較しなければ見つけることができなかったものだったといえます。

このように、過去の経過をずっと見ていた場合はわかることでも、一時的に検査した場合ではわからないということもあるので注意が必要です。

- index -

1章 理解しておきたい検査をすることの⽬的

2章 数値への過信は禁物!検査結果の判断

3章 同じ医療機関による継続的な検査がおすすめ

「検査結果の⽐較」のプロであるドクターと⼆⼈三脚で⾃分の体を深く知ろう

このページが役に立ったらシェアお願いします。

サイト内検索

ドクターズコンテンツのトップへ戻る