ニキビ治療における「ぬり薬」の正しい使い方を知って「美肌」を目指そう!
1章 ニキビ治療を始める前に知っておきたいこと
ニキビ治療で目指す「美肌」とは
ニキビ治療における最終目標は「美肌」です。ここでの美肌とは、白色面疱(はくしょくめんぽう)、黒色面疱(こくしょくめんぽう)、紅色丘疹(こうしょくきゅうしん)、膿疱(のうほう)がなくなり、毛穴のつまりやニキビあとの赤み・凹凸もなくなった状態をさします。
白色面疱は毛穴に皮脂が詰まった状態で、コメドとも言われるもの。黒色面疱は毛穴に詰まった皮脂が酸化し黒くなった状態で、黒ニキビとも言われるもの。この段階は毛穴がつまり皮脂が外に出られなくなった状態で、ザラザラし少しふくらんで見えます。
毛穴がつまり皮脂がたまると、その皮脂を餌とするアクネ菌が繁殖して炎症を起こし、赤みを持った紅色丘疹(赤ニキビ)や、化膿して黄色い膿(うみ)を持った膿疱(黄ニキビ)へと症状が悪化していきます。炎症後には赤みや凹凸が残ることがあり、赤みは時間が経つと消えるとされていますが、凹凸は一度できてしまうとなかなか消えません。
どの段階のニキビができるかは年齢にもよりますし、肌質やホルモンバランスによっても状況が異なります。まずは自分のニキビがどの段階のニキビなのかを把握することが大切です。また、ニキビの始まりである毛穴のつまりを治さなければ、ニキビは繰り返しできます。ニキビを治療し美肌を目指すにはある程度の時間がかかります。すぐに治るものではないということを認識し、腰を据えて治療に臨むようにしましょう。
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1章 ニキビ治療を始める前に知っておきたいこと
2章 「ぬり薬」によるニキビ治療の流れ
3章 ニキビ治療で気をつけたいポイント
ニキビ治療における「ぬり薬」の正しい使い方を知って「美肌」を目指そう!