ニキビ治療における「ぬり薬」の正しい使い方を知って「美肌」を目指そう!
2章 「ぬり薬」によるニキビ治療の流れ
「ぬり薬」がニキビに効く仕組み
ニキビができる原因は、皮脂分泌の増加と、毛穴のつまり、アクネ菌の増殖です。この中でも特に毛穴のつまりとアクネ菌の増殖を改善する治療を行い、美肌を目指します。
ニキビ治療の基本となるぬり薬にも、さまざまな種類があります。以前は主に外用抗菌薬が使われていましたが、この薬はアクネ菌の増殖を抑えるもので、毛穴のつまりを改善することはできません。ですので、今あるニキビを減らすことはできても、新しいニキビができるのを抑えられない可能性があります。
また、アダパレンというぬり薬がありますが、これは毛穴のつまりを改善するもので、アクネ菌の増殖を抑えることはできません。皮膚がカサカサするなどの副作用も強く、敏感肌の方には使えないなどの問題があります。
私が現在主に使用しているのは、過酸化ベンゾイルです。数年前に認可された薬で、角質を乾燥させて取り除き毛穴のつまりを改善する効果と、漂白作用でアクネ菌を殺菌し増殖を抑える効果の両方を持つ薬です。ニキビあとの赤みも引きやすく、比較的早くニキビを治してくれます。そのためまず過酸化ベンゾイルを使い治療をスタートします。
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1章 ニキビ治療を始める前に知っておきたいこと
2章 「ぬり薬」によるニキビ治療の流れ
3章 ニキビ治療で気をつけたいポイント
ニキビ治療における「ぬり薬」の正しい使い方を知って「美肌」を目指そう!