マインドフルネスを意識した呼吸法で「ストレスを感じない自分」になろう!
1章 マインドフルネスとは
マインドフルネスで脳が休まる
私たちは、起きている間に脳を使っています。では寝ている間は脳が休まっているのかというと、脳の全ての部分が休まっているわけではありません。寝ている間も脳の中には休まず活動している部分があるのです。
瞑想をしているときも同じで、何も考えず何にも集中せず、ただぼんやりとした状態になっても、脳の中には休まず活動している部分があります。それがデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と呼ばれる神経回路です。default(デフォルト)には「初期設定」という意味があり、脳が何もしていない初期設定の段階で、活発に活動する脳の領域のことを指しています。
このDMNの活動が脳を疲れさせ、ストレスの原因になるとも考えられます。そこで、DMNが活動している状態を休ませる方法として注目されているのがマインドフルネスです。
DMNは前頭前野や後部帯状回などさまざまな場所にあります。特に後部帯状回は、アルツハイマーの発症で最初に血流が落ちる場所といわれるほど常に活動している箇所です。マインドフルネスを取り入れることによって、その箇所も休ませることができると言えます。
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1章 マインドフルネスとは
2章 マインドフルネスのはじめ方
3章 呼吸法を実践してみよう
マインドフルネスを意識した呼吸法で「ストレスを感じない自分」になろう!