インフルエンザから家族を守ろう
1章 インフルエンザの基礎知識
乳幼児が注意するべき合併症
乳幼児のインフルエンザ感染率
健康な乳幼児のインフルエンザ感染率は毎年10~40%と推定され、そのうちの1%が入院するといわれています。
乳幼児が注意するべき合併症
どの合併症も状況によっては入院が必要になったり、死亡したりすることがあります。
主な合併症
高熱による合併症
熱性けいれん
ウイルスによる合併症
肺炎、気管支炎、心筋炎、インフルエンザ脳症
アスピリンとの関連が指摘されている合併症
ライ症候群
特に注意すべき合併症
◆インフルエンザ脳症
高熱のある時期に、けいれん、異常言動や異常行動、意識障害があった場合、インフルエンザ脳症の疑いがあります。
注意するポイント
・熱のある時期には、お子さんの様子を家族の誰かが必ず観察しましょう。
・お家の中にお子さんを残し外出することは、絶対にやめましょう。
◆ライ症候群
ライ症候群とは、脳や肝臓にまで影響がおよび命にかかわる病気です。
インフルエンザ発症後4〜5日目に突然、強い吐き気や嘔吐がはじまり、方向感覚の喪失や、興奮状態などが続きます。さらに、けいれん、昏睡と症状は悪化していき、最後は死に至ります。
注意するポイント
・解熱剤の種類によっては、ライ症候群を引き起こしてしまう危険があります。安易な解熱剤の使用はやめましょう。
解熱剤についての詳しい説明はコチラ
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1章 インフルエンザの基礎知識
2章 インフルエンザの予防法
3章 感染後の対処法
4章 ママからの質問コーナー〜アイチケット広場ママからの質問に平木 洋子先生が答えます〜
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