病気予防のための正しい鼻のかみ方
2章 お役立ち豆知識
診察中に子どもの体を固定する方法
安全な治療のために
耳鼻咽喉科の診察では不安や怖さから暴れてしまう子どもが多くいます。
しかし、診察では耳や鼻の狭くて深いところを見なければならないため、少しでも動いてしまうと確実な診断、安全な治療ができません。
素早く正確な治療をすすめるために医師、スタッフより指示があったら次の手順を参考に子どもの体を固定してあげましょう。
子どもの体を固定する手順
(1)まずは保護者が椅子に座ります。
(2)椅子に座った保護者の太ももの間に子どもを座らせます。
(3)子どもの下半身を固定しましょう。
子どもの足を保護者の足で両側からはさみ、両足をクロスして押さえます。
(4)子どもの上半身を固定しましょう。
子どもを抱きしめるように、子どもの胸のあたりで、保護者の腕を交差させ体を引き寄せます。
子どもの胸が浮き上がらないように両腕でしっかりと上半身を抱きしめましょう。
※頭部はクリニックのスタッフが固定します。
※この方法はあくまで一例です。基本的には受診するクリニックの指示に従いましょう。
うまく固定できていない例
※このように手を押さえただけでは上半身が動いてしまい意味がありません。
まとめ
「押さえつけるのは、かわいそう・・・」と感じる方もいらっしゃると思いますが、安全で正確な治療のために、愛情をもって子どもの体を抱きしめてあげてください。
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1章 正しく鼻をかむために
2章 お役立ち豆知識
病気予防のための正しい鼻のかみ方