子どもに多い「マイコプラズマ肺炎」
2章 「マイコプラズマ肺炎」の基礎知識
マイコプラズマ肺炎の特徴
小さい子どもより、小学生以上の子どもに多いマイコプラズマ肺炎。
発症年齢は8~9歳がピークです。
「マイコプラズマ肺炎」とは
マイコプラズマは、正式には”Mycoplasma pneumonia”という名前の微生物で、主に気道に感染します。
この微生物が気道に感染すると、上気道炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎になります。
特徴
マイコプラズマ肺炎は、第1章で紹介した「一般的な肺炎」よりも症状が軽いので、”風邪が長引いている”と見逃してしまうことがあります。
発見が遅れ症状が悪化すると、他の疾患を併発し、入院が必要になることもありますので、早期発見・治療を開始することが重要です。
主な発症年齢
発症年齢は8~9歳がピークです。
乳幼児に感染した場合は風邪程度で済みますが、学童期頃になると肺炎を起こします。
同じように、大人が感染した場合も肺炎になります。
主な症状
- ノドの痛み
- 鼻水、鼻づまり
- 37℃程度の微熱から39℃以上の高熱
- 乾いた咳が特徴です。痰が絡む場合もあります。
(解熱した後も、咳が長く続くことがあります) - ぜんそくがあった場合は悪化
- 呼吸困難
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1章 肺炎の基礎知識
2章 「マイコプラズマ肺炎」の基礎知識
3章 「マイコプラズマ肺炎」の対処法
4章 まとめ
子どもに多い「マイコプラズマ肺炎」