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喫煙者もタバコの被害者! 「やめたくてもやめられない」を理解して家族の禁煙をサポートしよう!

2章 タバコを「やめたくてもやめられない」を理解しよう

禁煙サポートは心理戦と心得よう

ドクター

ニコチン依存症の人の心には「やめたいけど、やめられない」という真逆の気持ちが同時に存在しています。厄介なのは「やめられない」という状態が意志の弱さや人間性の問題のように感じられ、素直に受け入れられずに「自分はやめたくない」と意固地になってしまっている人が多いということです。

本当は喫煙者自身も体に悪いと分かっているのに「ストレスがたまって体に悪い」「禁煙すると太る」など、喫煙する理由を見つけて自分を正当化してしまうのです。

大切なのは、本人に「自分が実際にはどうしたいのか」ということを考えるきっかけを与え、それを自分の口で言ってもらう(意思表示)ことです。そのためには、相手が素直な気持ちを話せるように促し、感情や言葉を一緒に整理してあげる必要があります。

最初の質問は「はい/いいえ」など答えを限定する聞き方ではなく、相手が自由に答えられる聞き方(オープン・クエスチョン)にしましょう。「いつも私にタバコのことを責められてどう思っているの?」という聞き方でも良いです。

◆例えば、こんなやり取りが理想です

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・今後タバコについてはどうしていきたいの?
⇒(しばらくは吸い続けるつもりだよ)
・しばらくってどれくらい?
⇒(少なくても仕事をしている間は)
・今はやめる気はないけど、一生ではないのね?どうして?

相手がタバコに対してどう思っているのかを聞くことで、本人に自分の気持ちを認識させることが禁煙への第一歩です。

- index -

1章 禁煙の一番の敵!「ニコチン中毒」の本質を理解しよう

2章 タバコを「やめたくてもやめられない」を理解しよう

3章 禁煙への第一歩!禁煙外来で必ずプロの支援を受けよう

【コラム】タバコにまつわる嘘?本当?

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