俗説・迷信に惑わされないで! 正しい「鼻血止血法」
1章 鼻血が起こる仕組み
鼻血は鼻の入り口で起きている
鼻血のほとんどは、鼻の入り口から1cmほど奥にある「キーゼルバッハ」と呼ばれる場所で起こっています。
キーゼルバッハ部位の粘膜は非常に薄く、さらに、毛細血管が集中しているため、ちょっとした刺激で毛細血管に衝撃が加わり、出血してしまいます。それが鼻血です。
鼻血のよくある勘違い
よく”興奮すると鼻血が出る”と言いますがそれは俗説です。興奮すると血圧が上がるため、血管に負荷がかかって出血しやすくなりますが、それだけで出血するなら鼻に限らず他の血管からも出血するはずです。
ほかにも、鼻血が出ると「脳の血管が切れているのでは?」と心配される方もいます。交通事故などで頭を強打した際、脳からの出血が鼻まで伝わり鼻血が出るケースもありますが、日常生活ではまずあり得えないでしょう。
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1章 鼻血が起こる仕組み
2章 コレが正解!鼻血が出た時の正しい対処法
俗説・迷信に惑わされないで!
正しい「鼻血止血法」