お薬にも個性がある! 「1日2回」「1日3回」を必ず守って治しきるまで飲ませよう!
3章 お薬との付き合い方
子どもに根負けはNG!工夫をこらして飲ませよう
薬が苦手な子どもに「お願いだから飲んで」と媚びてしまうと、かえって薬を飲んでくれないようです。言い聞かせてわかる年齢の子どもには「薬は病気を治すために必要なもの」だと説明することが大切です。そして、上手に薬が飲めたら褒めてあげると自信に繋がります。このような積み重ねによって、子どもも納得して飲めるようになるでしょう。
粉薬を嫌がる!そんな時は…
子ども用の薬はそのまま水で飲めるように甘く味つけされていますが、飲めない場合は好きなものに混ぜて構いません。少量のアイスクリームやコンデンスミルク、チョコレートクリームと一緒に混ぜてあげると飲みやすくなります。ほかにも、オブラートや服薬補助ゼリーを使うのもひとつの方法です。小児用の錠剤に変えられるケースもあるので、錠剤が飲めるようであれば医師に相談すると良いでしょう。
覚えておこう!ジュースやイオン飲料で飲むと苦みが増す薬
「クラリスロマイシン」や「ジスロマック」といったマクロライド系の抗生剤は苦みが強い薬なので、服用しやすいように甘くコーティングされています。ところが、酸性の飲み物と混ぜるとコーティングがはがれてしまうため苦みが増してしまいます。逆に、マクロライド系の抗生剤は牛乳との相性が良いと言われています。
薬は基本的に何と混ぜても構いませんが、なかには味が悪くなる飲み合わせがあるので薬剤師に確認しておくと安心です。
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1章 お薬が効く仕組み
2章 お薬を飲めなかった時の考え方
3章 お薬との付き合い方
お薬にも個性がある!
「1日2回」「1日3回」を必ず守って治しきるまで飲ませよう!