「そのうち治る」が治療の機会を逃す。 早めに病院に相談して「夜尿症」を卒業!
1章 おねしょを軽く考えていませんか?夜尿症の正しい知識を理解する
夜尿症ってどんな病気?
夜尿症とは
夜尿は、夜間寝ている間に排尿し、尿をもらしてしまうことです。
夜尿症(おねしょ)の定義は5歳を過ぎても月に数回以上の夜尿がみられる疾患とされています。
おねしょが続くことは、子どもの自尊心の低下やストレスの原因につながりますので、早めに治療することが大切です。
夜尿症のタイプ
夜尿症には次の2つのタイプがあります。
- 単一症候性夜尿症・・・夜尿症以外の排尿に関する症状がないもの
- 非単一症候性夜尿症・・・夜尿症に加えて昼間の排尿回数が極端に多い(少ない)、我慢できない。昼間も尿をもらすなど昼間の排尿症状を伴うもの。
一般的には、非単一症候性夜尿症は治りにくいと考えられており、その他の病気が潜んでいる可能性があります。昼間におしっこをもらす場合は、すぐに病院にご相談することをおすすめします。
非単一症候性夜尿症で昼間におしっこをもらしている場合は、昼間の尿を優先して治療し、昼間が改善してきた後に、夜のおねしょの治療をしていきます。
また、生まれてからずっと夜尿症が続いているものを一次性夜尿症、これまでに6ヶ月以上全く夜尿症がない時期があり、その後、夜尿症が再発したものを二次性夜尿症と言います。
二次性の夜尿症は精神的な影響も大きいと考えられています。
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1章 おねしょを軽く考えていませんか?夜尿症の正しい知識を理解する
2章 夜尿症の治療方法
3章 夜尿症が与える子どもへの心理的影響
「そのうち治る」が治療の機会を逃す。
早めに病院に相談して「夜尿症」を卒業!