脳の誤動作が肩こりの原因だった! 日常生活にも役立つ「脳の感覚トリック」を探る
2章 肩こりの原因「脳の誤作動」はどうやって防ぐ?
感覚トリックとは何か?
人間の筋肉は、主動筋(しゅどうきん)と拮抗筋(きっこうきん)の2つがあり、その筋肉をちょうどよく調整しているのが脳になります。その調整が失調を起こすと脳が誤作動すると考えられています。
感覚トリックが筋肉に対してどのような働きをするかという基本的な考え方で、ハンガー反射というものがあります。
ハンガーをこめかみ辺りにつけると首が旋回するのですが、皮膚の一部を刺激する(触る)と筋肉の抜ける部分があります。
刺激している側にある緊張した「胸鎖乳突筋」が緩み、緩んだ側に自然と首が傾き、肩の筋肉(「僧帽筋(そうぼうきん)」)も緩んできます。
感覚情報「タッチ」という情報が入ることで、運動の機能を調整しているということになります。
こんな経験ありませんか?
広い所では早く走れるけれど、狭い所はゆっくりな走り方になってしまう。このような経験はありませんか?
これは、感覚情報や視覚情報が運動機能を調整して起こることです。
その調整の役割をしているのが、「感覚トリック」になります。
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1章 なぜ肩こりが起こるのか?
2章 肩こりの原因「脳の誤作動」はどうやって防ぐ?
3章 感覚トリックを日常の生活に取り入れる
脳の誤動作が肩こりの原因だった!
日常生活にも役立つ「脳の感覚トリック」を探る