花粉の季節になる前に! 新しいスギ花粉治療「舌下免疫療法」
1章 スギ花粉症の救いの神?免疫療法
薬や手術は対症療法です
スギ花粉症の治療は、くしゃみや鼻水などのアレルギーから起きる症状を軽くするための薬物治療がメインで、症状がひどい場合はレーザーで鼻の粘膜を焼く手術治療の選択肢もあります。これらは対症療法なので一時的に症状がなくなっても根本的な改善にはなりません。
薬物療法
花粉の飛散前、または、飛散後にアレルギー治療薬を使うことで症状を軽くします。治療薬は飲み薬や目薬、鼻に噴射するタイプなどさまざまで、症状の程度や治療の時期、生活習慣などから適した薬を処方します。
手術治療
おもに鼻づまりの症状が強い人を対象にした治療法です。出力の弱いレーザーで鼻の粘膜を焼き、花粉に反応する粘膜の範囲を減らしてアレルギー反応を鈍くする治療です。症状に大幅な改善がみられる有効な治療法ですが、時間の経過とともに粘膜が戻ってしまうため、効果は約1~3年程度と言われています。恒久的に症状をなくす治療ではないということを理解しておきましょう。
これらの対症療法に対して、スギ花粉症を根本から治す「免疫療法」という治療法があります。
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1章 スギ花粉症の救いの神?免疫療法
2章 免疫療法を手軽に。「舌下免疫療法」の登場
3章 舌下免疫療法のココだけは注意
4章 舌下免疫療法はスギ花粉の季節が終わったら始めよう
花粉の季節になる前に!
新しいスギ花粉治療「舌下免疫療法」