今日からできる!子どもの肌の洗い方
1章 子どもの肌の基礎知識
外界から体内を守るバリア機能
バリア機能の役割
肌にとって害となるのが「外敵の侵入」と「乾燥」です。
外敵(ほこり、細菌、花粉など)が体内に侵入すると感染症、湿疹などのトラブルが起こりやすくなります。
肌が乾燥すると外敵の侵入を助けてしまいます。
皮膚に備わる「バリア機能」と呼ばれる機能が「外敵の侵入を防ぐ」「水分の蒸発を防ぐ」という2つの役割を担い、外界から体内を守っています。
バリア機能の仕組み
バリア機能は「皮脂膜」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」の協力によって保たれています。
肌の表面は「皮脂膜」と呼ばれる保護膜で覆われています。
皮脂膜の下には角質細胞がありその内部の「天然保湿因子」が、水分をたっぷりと保持しています。
角質細胞のすき間は「角質細胞間脂質」で満たされています。
このように2重3重の層により、外敵の侵入と水分の蒸発は防がれているのです。
子どもはバリア機能が未成熟
肌の健康にとって重要なバリア機能ですが、子どもはこの機能が未成熟です。
そのため乾燥などのトラブルが起こりやすい傾向にあります。
次のページから詳しく子どもの肌の特徴を見ていきましょう。
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1章 子どもの肌の基礎知識
2章 子どもの肌の洗い方
今日からできる!子どもの肌の洗い方