俗説・迷信に惑わされないで! 正しい「鼻血止血法」
2章 コレが正解!鼻血が出た時の正しい対処法
鼻血の「やってはいけない」対処
鼻血が出た時に間違った対応をしていませんか?よく見聞きする「首の後ろをトントン叩く」「鼻にティッシュを詰める」などは、実はNG行為です。このような間違った処置で鼻血が止まらないケースもあります。
やっていませんか?間違った鼻血の止め方
●頭を後ろに反らし、首の後ろをトントン叩く
昔から言い伝えられている止血法ですが、頭を後ろに反らすと鼻血が喉や口に入りこんでしまいます。鼻血が喉に入ると誤嚥しやすくまりますし、血液が胃にたまると気持ちが悪くなり、場合によっては嘔吐を引き起こします。同様の理由で、仰向けに寝るのも良くありません。鼻血が口にまわってきたらすぐに吐き出せるよう、前かがみの姿勢をとりましょう。
●鼻をかんで鼻血を出しきる
鼻血を無理に出しきろうとすると傷が広がり、出血量が増えてしまいます。粘膜も傷ついしまい、治りが遅くなるのでやめましょう。
●鼻にティッシュを詰める
ティッシュの繊維が傷に触れて血が止まりにくくなってしまいます。また、粘膜にティッシュがこびりついてしまい、取りだす際に再出血する場合もあるのでティッシュを詰めるのはやめましょう。
●鼻根部をつまむ
目頭や鼻の付け根の固い部分をつまんでも鼻血は止まりません。小鼻をつまんでしっかり圧迫しましょう。
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1章 鼻血が起こる仕組み
2章 コレが正解!鼻血が出た時の正しい対処法
俗説・迷信に惑わされないで!
正しい「鼻血止血法」