アイチケット広場LOGOマーク

< ドクターズコンテンツのトップへ戻る

肥満に関心を持つことが第一歩

1章 小児肥満の基礎知識

子どもの成長時期別の留意点

子どもの成長時期によって、気をつけたいポイントがあります。

乳児期

乳児期は小児肥満が見つかりにくい時期でもあります。
最近では新生児・乳児の肥満も増加傾向にあります。

混合授乳(母乳+粉ミルク)、完全ミルク授乳時は授乳の量に気をつける

聴診器

最近では、自律授乳が主流です。

これは赤ちゃんが求めたら母乳を与えるという授乳方法です。
母乳の場合は、母乳が出なくなれば授乳を終えることができますが、混合授乳をしている場合は、与え過ぎかどうかの判断が難しい傾向にあります。

検診を利用し、体重増加が適切かを見てもらい、授乳しすぎないように注意しましょう。

離乳時期に気をつける

ドクター

月齢が6~7ヶ月(※)過ぎて標準体重を維持している場合は、離乳の準備を始めましょう。
成長につれ飲む量も増えてきます。

離乳が遅れると、母乳だけでは栄養のバランスが悪くなり、鉄分の不足が起きやすくなります。

人工栄養ではカロリーのとり過ぎになる恐れもあります。

※離乳は個々に差があります。月齢は一つの目安です。

幼児期

環境の変化からくるストレスに配慮する

保育所や幼稚園への入園で、生活環境が変化すると、精神的ストレスを感じ、太る子どもが多く見られます。
保育所、幼稚園の先生と積極的に話し合い、子どもが発するサインを見落とさないようにしましょう。

おやつの与えすぎに注意する

おやつの与え方に気をつけましょう。
食欲旺盛なこの時期に、与える側が「好きなだけ食べなさい」といった姿勢ではあっという間に食べ過ぎてしまいます。

学童期(6歳~12歳)

運動して体を動かす

この時期に肥満状態になってしまうと、運動をせずにやせるのは難しいでしょう。
成長期には、食事を制限するのではなく、食べた分を消費できる生活習慣が身につくように、サポートしてあげましょう。

- index -

1章 小児肥満の基礎知識

2章 小児肥満の予防法

肥満に関心を持つことが第一歩

このページが役に立ったらシェアお願いします。

サイト内検索

ドクターズコンテンツのトップへ戻る