1日でも早く免疫をつけるために 知っておきたいワクチンの知識
3章 ワクチンに関連するリスク
ワクチンの副反応に対する誤解2「乳児突然死症候群との関連性」
乳幼児突然死症候群とは何か
何の前触れもなく、元気だった乳幼児(1歳未満)が眠っている間に突然死亡してしまう病気を乳幼児突然死症候群と呼びます。
この病気の原因は不明で、死後の状況調査で何の異常も発見されない場合に乳幼児突然死症候群と診断されます。
日本では年間約150人の子どもが発症する病気です。
乳児突然死症候群との関連性への誤解
この病気の発症時期がワクチンの接種開始時期(生後2~6ヶ月)と重なるため、ワクチンの副反応であると誤解されている方もいらっしゃるようです。
しかし実際は関連性がないことが証明されています。
乳幼児突然死症候群とワクチン接種に関連性がないことは専門機関が証明しています
(1)ワクチンとの関連性はないと厚生労働省が発表
乳幼児突然死症候群の原因は不明ですがワクチンとの関連性は否定されています。
※一時期、ワクチンと乳幼児突然死症候群との関連性がさわがれ大々的に報道されました。
その後厚生労働省の委員会が専門家を集めた委員会を開き、データを検証した上で「接種の安全性に懸念はない」との見解を示し、ワクチン接種が再開されました。
(2)ワクチンとの関連性はないと世界でも証明
世界中のさまざまな国で、機関で乳幼児突然死症候群をはじめ、脳障害などの病気とワクチン接種との関連性が調査されました。
その結果、ワクチンとこれらの病気の間には関連性が「ない」と証明されました。
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1章 ワクチンについて学ぶ前に
2章 ワクチンの基礎知識
3章 ワクチンに関連するリスク
1日でも早く免疫をつけるために
知っておきたいワクチンの知識