ウイルス性胃腸炎に感染したら 「家庭でできる対処方法」
2章 家庭でできる対処法
医療機関を受診する目安
医療機関の受診が必要なとき
ウイルス性胃腸炎でも経口補液療法だけでは対処しきれないこともあります。
その場合は点滴による水分補給が必要です。
またウイルス性胃腸炎ではない細菌性の胃腸炎や腸重積などの重症な病気の場合もありえます。
下記のような症状があるときは、医療機関を受診しましょう。
症状を観察するポイント
- 泣いても涙がでない
- 目が落ちくぼんでいる
- 皮膚・口・舌が乾燥している
- 呼吸が早く眠りがち、あるいは機嫌が悪い
- 血便がある
- 緑色の嘔吐がある
- 皮膚が冷たく白っぽい・色が悪い
- 熱で元気がない
- 経口補液療法をしても嘔吐がおさまらず元気がなくなってきた
嘔吐・下痢のとき、医療機関を受診する前に以上のことを注意して観察してください。
受診時に、上記のポイントを教えていただくと正確な診断の助けになります。
また、素早く適切な治療ができるので症状の重症化もふせぐことができます。
(かねこクリニック発行 よくわかるこどものワンポイント医学より)
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1章 ウイルス性胃腸炎の基礎知識
2章 家庭でできる対処法
3章 ウイルス性胃腸炎の予防方法
ウイルス性胃腸炎に感染したら
「家庭でできる対処方法」