病気予防のための正しい鼻のかみ方
1章 正しく鼻をかむために
放っておくと危うい「鼻すすり」
正しい鼻のかみ方が身についていないと、「鼻すすり」がクセになってしまいがちです。
鼻すすりが体にあたえる影響について見ていきましょう。
鼻すすりの悪い影響
(1)鼻の中で有害な細菌が繁殖してしまう
風邪などが原因で多量に流れ出てくる鼻水の中には、たくさんの細菌やウイルスが含まれています。
その鼻水をいつまでも鼻に溜めておくと、有害な細菌などが繁殖してしまう恐れがあります。
(2)耳管に鼻水が流れ、炎症を起こしやすくなる
耳と鼻の間は耳管(じかん)と呼ばれる管(くだ)でつながっています。
鼻すすりをすると、この耳管に鼻水を押し込んでしまう恐れがあります。
もし鼻水に含まれる細菌が中耳に入ってしまうと急性中耳炎を起こす恐れがあります。
※後述の「中耳炎」参照
(3)耳に圧力がかかり、鼓膜に影響がでる(へこむ、液がたまる)
鼻すすりを続けていると鼓膜の内側の空間に圧力が下がり、鼓膜がへこんでしまいます。
その結果、滲出性中耳炎につながり、耳が聞こえにくくなる恐れがあります。
鼻すすりが原因で引き起こされる代表的な病気
中耳炎
鼓膜の内側にある小さな空間を「中耳」と呼びます。
鼻水に含まれた細菌が耳管を通って中耳に侵入し炎症を起こした状態を中耳炎と呼びます。
乳幼児がかかりやすい病気です。
主な症状
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・ 耳の痛みを感じる ・ 発熱 ・ 耳だれが出る |
このように、鼻すすりは望まぬトラブルにつながる行為です。
鼻すすりを予防するためにも、正しく鼻をかみ、鼻の穴を清潔な状態に保ちましょう。
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1章 正しく鼻をかむために
2章 お役立ち豆知識
病気予防のための正しい鼻のかみ方