頭痛の治療をはじめよう
2章 頭痛の主な種類〜代表的な一次性頭痛(慢性的な頭痛)の特徴と薬物乱用頭痛(二次性頭痛に分類)をご紹介します。〜
緊張型頭痛
一次性頭痛の中で最も悩んでいる方が多いのが緊張型頭痛。
我慢できる程度の痛みが続きます。
だからといって放っておくと痛みがとれず、症状が悪化する恐れもあります。
痛む部位
後頭部が多い
※首筋から後頭部にかけて痛む場合もあります
痛みの感じ方
頭を何かで締め付けられるようなにぶい痛みの場合が多い
痛みが続く期間
- 断続的に毎日続く場合が多い
- 発症の頻度には個人差がある(月に複数回発症する場合もあれば、数ヶ月に1回の場合も)
その他の特徴
片頭痛と見分けが難しく、ときに片頭痛と緊張型頭痛の症状が重なりあいます。
また緊張型頭痛から片頭痛に移行する場合もあります。
原因と考えられていること
「筋肉の緊張が原因」で緊張型頭痛が起こるといわれています。
筋肉が緊張すると血流が悪くなり、乳酸などの疲労物質がたまります。
その疲労物質が痛みを感じる神経を刺激して頭痛につながります。
※頭痛を我慢すると、筋肉がますます緊張し、痛みを悪化させてしまう恐れもあります。
筋肉の緊張につながる例
(1)身体的ストレス
長時間同じ姿勢を続けると筋肉が緊張する
例)デスクワーク、姿勢異常など
(2)精神的ストレス
精神的にストレスを感じると筋肉が緊張する
例)不安、プレッシャー、神経を使う行為など
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1章 頭痛の基礎知識
2章 頭痛の主な種類〜代表的な一次性頭痛(慢性的な頭痛)の特徴と薬物乱用頭痛(二次性頭痛に分類)をご紹介します。〜
3章 頭痛の治療をはじめよう
4章 頭痛の対処方法〜慢性的な頭痛の中でも悩んでいる方が多い「片頭痛」と「緊張型頭痛」の対処方法をご紹介します。〜
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