生後2ヶ月からはじめる予防接種
2章 ワクチンの基礎知識
ワクチンとは何か
ワクチンの概要

ワクチンは、感染症の原因となる病原体(ウイルス、細菌)から、あるいはその一部分を合成して作られる医薬品です。
病原体の毒性は弱めるか、なくした状態で使用されます。
ワクチンを接種することで、体内に病原体に対抗する抗体を作ることができます。
ワクチンを接種する3つの目的
(1)抗体を作って、感染を防ぐ
病原体が体内に侵入してきても、ワクチン接種によって作られた抗体が病原体を退治して感染を防ぎます。
(2)もし感染症が発症しても重症化を防ぐ
ワクチン接種をしていても、感染症が発症してしまう場合があります。
しかし抗体がすでに体内に作られていれば、素早く病原体を退治できるため、病原体の増殖を防ぎ重症化の防止につながります。
(3)病原体を周囲に拡散するリスクを下げる
ワクチン接種で感染を防ぐことができれば、周囲に病原体を拡散するリスクも下げることができます。
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1章 ワクチンについて学ぶ前に
2章 ワクチンの基礎知識
3章 生後2ヶ月からはじめるワクチン接種
生後2ヶ月目に接種したいワクチン
生後3ヶ月目に接種したいワクチン
生後2ヶ月からはじめる予防接種