心配しないで!「子どものチック」
2章 チックが起こる仕組み
親の育て方やストレスが原因というのは誤解
ストレスは単なるきっかけ
チックは、緊張が強い時に出やすいので、脳の神経が活発になる時期に強いストレスが加わることで、チックが起こる場合もあります。例えば、進学、いじめ、家の中のトラブル、強く叱られるなどです。しかし、チックの原因はあくまで脳の体質によるもので、ストレスそのものが原因ではありません。
子どものストレスとの向き合い方
子どものチックの改善に効果的なのは、リラックスできる環境を作ることです。生活を見直してストレスとなる要素を取り除くことで症状が和らぐかもしれません。例えば、「習い事をいくつも掛け持ちしていて遊ぶ時間がない」という場合は習い事を減らしてみると良いでしょう。
ただし、「下の子が生まれた」「レギュラーに指名された」というような誰にでも起こり得る、頑張らなければならないケースは例外です。ストレスがかかるからお兄ちゃんが悪いことをしても叱らない、プレッシャーになるから部活をやめさせるなど、甘やかす必要はありません。
チックは、親の過干渉や育て方の問題で起こるわけではないので、あまり神経質になり過ぎないようにしましょう。
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1章 チックとは?
2章 チックが起こる仕組み
3章 チックの子どもの見守り方
心配しないで!「子どものチック」