教えて!医療情報との付き合い方
2章 治療のこと・薬のことを聞きたい!
処方箋に納得できない!意見は言える?
治療を進める上で最も大切なことは、本人が治療内容に納得することです。治療やそれに伴う処方に納得できないままでいると、服薬を途中でやめてしまい、本来の効果が得られなくなる恐れがあります。疑問や不安な点は遠慮せず、質問しましょう。
なかには薬局に着いてから薬の変更をお願いする人がいますが、その場合は医師の再処方が必要となるため、手続きに時間がかかります。処方内容に疑問がある場合は必ず診察時に伝えましょう。
思い込みの要求は治りを遅らせるだけ
一部ですが、医師の診断に納得がいかず「自分はこの病気ではないから、この薬はいらない」、「この薬は副作用があるとインターネットに書いてあったから飲みたくない」と、処方を拒む人がいます。また、「この薬じゃなくて○○薬に変えて欲しい」と処方内容を指定する人もいます。
薬の処方は専門的な知識と診断に基づき行っているため、薬の処方をやめたり異なる薬を処方したりするのは適切な医療行為とは言えません。むしろ病気の進行や悪化を進め、最終的には体に悪い影響を与えてしまいます。
「ほかの薬の選択肢があるか」を相談するのはとても大事なことですが、処方の変更を無理に要求するのは危険な行為とも考えられます。
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1章 インターネットの医療情報は信頼できる?
2章 治療のこと・薬のことを聞きたい!
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インターネットで見た難病と同じ症状!お医者さんに聞くのは失礼?
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インターネットに載っていた治療法と違うけど?
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処方箋に納得できない!意見は言える?
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妊娠中の服薬が不安!薬は飲んでいいの?
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子どもにリスクのある治療を受けさせたくない!拒否できる?
3章 【まとめ】納得して治療を受けるために
教えて!医療情報との付き合い方