保険診療には制限があることを知っておこう

病院を受診するとき、皆さんは健康保険証を持っていきますね。健康保険証を使って受診できる治療を「保険診療」と言い、医療保険により金額を一部補われることで患者は少ない負担で医療が受けられるようになっています。

ただし、検査や治療法、薬が完全に決められており、医療行為に制限があります。また、あくまで「病気やケガの治療」を目的としているので、「見た目をよくしたい」、「病気の予防をしたい」というときは保険診療ができません。

例えば、にきびの治療は保険診療になりますが、にきび痕を目立たなくする治療は患者さんがすべての治療費を負担する「自由診療」となります。

現在、保険診療と自由診療の混合は法律で禁止されていて、治療のひとつだけでも自由診療が入っていると全部が自由診療となり、保険診療は認められなくなってしまいます。

治療の要望によっては保険診療の範囲を超えてしまうことがあるので覚えておきましょう。