脳の誤動作が肩こりの原因だった! 日常生活にも役立つ「脳の感覚トリック」を探る
2章 肩こりの原因「脳の誤作動」はどうやって防ぐ?
「感覚トリック」が筋肉に働きかける仕組み
脳が誤作動してしまい感覚情報が脳に正確に伝達しないことによって、手の筋肉が硬固してしまうことがあります。この感覚情報というのは、例えば、簡単なタッチや簡単な視覚情報をブロックしてみることなどで、体の力が抜ける状態を作ることができます。
肩こりの人で例えますと、お腹に力を入れるということだけで、肩がこらなくなることもあります。肩がこらないような姿勢を取れる状況をつくることが大事です。姿勢だけでなく、人によっては髪型を変える、マフラーを巻く、眼鏡をかけたりするだけでもこりが取れる場合もあります。
普段の生活から見てみると、ネックレスをはずすと肩こりが治ったり、マウスをトラックボールマウスに変えたり、モニターの高さを変えるなど、外からの入力情報を少し変えるだけで肩こりが解消されることがあります。
ただし、個人差がありますので、その方によって当てはまるものは違ってきます。
また、ネックレスやマフラーをつけたり外したりなどの行為は、人によっては治療法になりますが、この行為が肩こりやジストニアの原因となっている場合もありますので、病院にかかられている方は一度、先生に相談してみましょう。
- index -
1章 なぜ肩こりが起こるのか?
2章 肩こりの原因「脳の誤作動」はどうやって防ぐ?
3章 感覚トリックを日常の生活に取り入れる
脳の誤動作が肩こりの原因だった!
日常生活にも役立つ「脳の感覚トリック」を探る