お子さんの視力、育っていますか? 早期発見が大切!子どもの弱視
3章 子どもの弱視の治療
視力の発達はおうちの方の協力が大切
弱視の治療内容は、弱視のタイプや発生した時期によって異なりますが、どのような弱視も両目で物を鮮明に見るためにメガネの装用や訓練によって、視力の発達を促します。
おもな弱視治療
メガネ
弱視治療の基本はメガネ装用です。両目で見た鮮明な像を、ピントが合った状態で網膜に投影される状態を作り、視力の発達を促します。
アイパッチ
片方の目だけが特に悪い場合に行います。良い方の目にアイパッチ(眼帯)を付け、視力の悪い方の目をたくさん使って視覚の発達を促す治療です。めいろ、ぬりえ、ゲームなどを行い、脳に刺激を送り、視力を向上させます。
オクルパッド®
タブレット型の視覚機能検査訓練器です。両目を開けたまま、ゲームを楽しみながら視力を育てます。
※画像はメーカーHPより
視能訓練士の協力を得ながら、じっくり治療を
弱視治療は、おもに家庭で行うことになります。治療期間は長期に及ぶため、視能の矯正に携わる国家資格を持った視能訓練士のサポートが欠かせません。本人にとっても保護者にとっても治療は大変かもしれませんが、視能訓練士の協力を得ながら、最後まで治療を続けましょう。
治療後も定期検診を
弱視治療により視力が発達した後も、メガネをはずしたり訓練をやめたりすると、再発することがあります。2年間くらいは再発の可能性があるので、医師の指示に従い定期検診を受けましょう。
- index -
1章 子どもの弱視を知ろう
2章 子どもの弱視は「早期発見」がなによりも大事
3章 子どもの弱視の治療
お子さんの視力、育っていますか?
早期発見が大切!子どもの弱視