マインドフルネスを意識した呼吸法で「ストレスを感じない自分」になろう!
2章 マインドフルネスのはじめ方
呼吸法を習慣にして日頃のストレスも回避

呼吸法は毎日続けて習慣にすることが大切です。最初の1週間ほどは呼吸法をやっている間だけストレスを取り除くことができますが、1カ月、2カ月、1年と続けていくと、呼吸法を行っているときの状態が常に身につき、日中もストレスのない自分が生まれてきます。
まず朝に呼吸法を行いストレスを取り除きます。そして日中の忙しい時間にストレスがあったとき、朝に呼吸法を行った時の感覚を思い出すのです。これは呼吸法を1週間続けた程度ではできませんが、数カ月続けるうちにできるようになります。
1カ月も続ければ、日中もストレスが少なくなっている感覚を実感できますし、頭の中もすっきりしてきます。ぜひチャレンジしてみてください。
禅宗では無の境地に達するために瞑想を行います。起きてる間も寝てる間も24時間、無になるのが理想ですが、実際には難しい。そこで朝の時間に瞑想を行い無の時間をつくることによって、日中もその無の時間を思い出し、雑念が出にくくなるようにしているのです。それと似たようなトレーニングをするのが朝の呼吸法によるマインドフルネスです。
逆に言えば、日中にストレスがある方は、寝る前のリラックスできる時間にも日中のストレスが思い出され、夜寝る前にイライラしてしまいます。その逆の状態を作るのがマインドフルネスを意識した呼吸法です。
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1章 マインドフルネスとは
2章 マインドフルネスのはじめ方
3章 呼吸法を実践してみよう
マインドフルネスを意識した呼吸法で「ストレスを感じない自分」になろう!