喘息との正しい付き合い方
4章 普通の人と変わらない生活を送るために
喘息とスポーツ
喘息だからスポーツを控えたり、選んだりしなければならない。そう考えている人が多いようですが、基本的に喘息の人がしてはいけないスポーツはありません。 実際、オリンピック選手のなかにも喘息持ちの人はいますし、適切な治療を続けていけば喘息の人でも普通の人と同じようにスポーツを楽しむことができます。 喘息だからといって運動を控えるのではなく、運動ができるようにコントロールしていきましょう。
喘息持ちの子どもとスポーツ
運動で発作が起こる場合は、喘息のコントロールが不十分だと思われます。 かけっこなどタイムを競うスポーツは発作が起きやすいので、運動前に気管支拡張薬などを使用するとよいこともあります。また、低温で乾いた空気を吸うと発作が起きやすいので冬場のスポーツには特に注意が必要です。
逆に発作が起こりにくいのはスイミングです。水泳は湿度が高い環境で行うスポーツなので、喘息持ちの子の体の訓練には大変適しています。
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1章 喘息を正しく理解しよう
2章 喘息は「慢性疾患」です
3章 喘息を上手にコントロールしよう
4章 普通の人と変わらない生活を送るために
喘息との正しい付き合い方