麻しん（はしか）

「まずは､きちんとワクチン接種」

ワクチンが定期接種となってからは､患者さんの数が非常に少なくなりました｡しかし､肺炎やまれに脳炎の合併症もあり､極めてまれに命を落とすこともある感染症です｡感染者が少ないと､日常生活でウイルスに触れる機会も減る傾向にあります｡そうした今の環境では高い抗体価の維持ができにくく､1度のワクチン接種では成人前に効果が切れてしまいます｡そのため､現在ではワクチンは2回接種となっています｡

流行する時期

かつては春頃でしたが､患者数が減ってからは季節の傾向というほどのものはないようです｡

病院へ行くタイミング

発熱､咳､鼻汁があれば｡

病状観察のポイント

大きく３つあります｡

カタル期 （3-4日）

発疹期 （3-4日）

回復期

登園･登校の目安

解熱後4日目から可能｡

感染期間：発疹前5日～発疹後3､4日です｡

潜伏期間：9-12日

予防接種の有効性･副作用

麻しんワクチン（あるいは麻しん風しん混合ワクチン）が有効です｡
接種後､発熱､発疹が起こる場合があります｡