入園・入学前に知っておこう、「感染症」
1章 主な感染症
ヘルパンギーナ
「ヘルパンギーナというウイルスではありません」
主に夏に流行する、咽頭に特徴的な粘膜疹きたすウイルス感染症をまとめて「ヘルパンギーナ」と呼んでいます。
流行するウイルスも、年によって異なります。
ウイルス性髄膜炎を起こし易いウイルスが流行する可能性はありますが、基本的には症状も軽い感染症と考えられている、夏風邪のひとつです。
ヘルパンギーナとわかれば、自宅でゆっくり休んで経過をみるだけでよいことがほとんどですが、熱性痙攣を起こしたり、高熱や水分食餌摂取不良で入院を要することもあります。
流行する時期
夏に多い
病院へ行くタイミング
発熱、咽頭痛があれば。
集団生活していれば、その流行状況も見て判断しましょう。
病状観察のポイント
咽頭に粘膜疹(水疱など)があらわれ、発熱、咽頭痛は数日続きます。
登園・登校の目安
特にはありません。
症状がおさまるまでは、自宅で安静にしていましょう。
感染期間:咽頭1-2週間、便3-5週
潜伏期間:2-5日
予防接種の有効性・副作用
ワクチンはありません。
- index -
1章 主な感染症
-
麻しん(はしか)
-
風しん(三日はしか)
-
水ぼうそう
-
おたふくかぜ
-
インフルエンザ
-
ロタウイルス感染症
-
溶連菌(ヨウレンキン)感染症
-
手足口病
-
ヘルパンギーナ
-
突発性発疹
-
とびひ
-
プール熱
-
りんご病
-
しらみ(頭しらみ)
2章 ママからの質問コーナー〜アイチケット広場ママからの質問に佐藤 恒先生が答えます〜
入園・入学前に知っておこう、「感染症」