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子どもの風邪(カゼ)と間違えやすいお薬の話

1章 風邪(カゼ)とは

風邪(カゼ)をこじらせるとは?

一次(最初)に風邪(カゼ)、二次(二番目)に細菌感染

細菌

風邪(カゼ)は「空気と飲食物の通り道の表面(粘膜)だけの一時的な傷害(ダメージ)」なので、当たり前ですが、十分な睡眠と休息を取れば、しばらくすると回復し落ち着きます。しかし悪化すると、中耳炎や副鼻腔炎、気管支炎を引き起こす、膿がのどの壁の内側に溜まるなどの病状につながる場合があります。
これらは、風邪(カゼ)によって弱くなった粘膜に「細菌」が感染して起こる二次感染です。
子どもは体力と免疫力が大人と比較して弱く、医療の現場でよく二次的に細菌感染を起こしているのを見かけます。その具体例を紹介します。

●二次感染までの流れ

鼻風邪(カゼ)に続いて起こることが多い二次感染「副鼻腔炎」の場合は、次のような流れで症状があらわれます。

1)カゼウイルスが鼻の中に侵入して炎症を起こす

感染経緯1

2)鼻の中の粘膜の抵抗力が弱くなる

感染経緯2

3)弱った粘膜に細菌が侵入し、繁殖する

感染経緯3

4)膿や炎症を起こし、発熱、頭痛、鼻づまり、黄色い膿をもった鼻水が大量に出るなどの症状があらわれる

感染経緯4

※副鼻腔に膿が蓄えられる病状から、「蓄膿症=副鼻腔炎」と呼ばれることもあります。

一次に風邪(カゼ)、二次に深みに入ったウイルス感染

風邪(カゼ)とは、ウイルスが空気と食べ物の通り道の表面に傷害(ダメージ)を起こしている状態です。しかし、それより深みに入ると、つまり肺、心臓、肝臓、腎臓、筋肉、関節、髄膜(大事な脳を包む膜)や脳などの人体の深い臓器にさまざまな理由で侵入してくると、先に挙げた「細菌感染」が絡んでなくても、十分に「風邪(カゼ)がこじれた」状態になってしまいます。

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1章 風邪(カゼ)とは

2章 子どもの風邪(カゼ)と、お薬の間違えやすいポイント

3章 子ども達の病状は急変しやすい!だからこそ、子ども達の訴えをパパ・ママも子どもの気持ちになって一緒に考えよう!

子どもの風邪(カゼ)と間違えやすいお薬の話

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