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お薬にも個性がある! 「1日2回」「1日3回」を必ず守って治しきるまで飲ませよう!

1章 お薬が効く仕組み

お薬によって「飲む回数」が違うのは意味がある

薬にはそれぞれ個性があり、効果の現れ方や作用する時間が異なります。

薬が効く仕組み

薬

薬の効き方はお酒を飲んで酔いがまわるのとよく似ています。お酒を飲んで顔が赤くなったり、千鳥足になったりするのは体内に吸収されたアルコールが血液とともに全身を巡るから。そして、時間が経つと血液中のアルコールが肝臓で分解され、尿とともに排出されると酔いがさめます。薬の効き方も同じような仕組みで、吸収された薬は血とともに全身を巡り、血液中に存在している間は効果を発揮します。そして、肝臓で分解されるにつれて作用が弱まり、体外に排出されると効果を失います。

血液中の薬の濃度がカギ

薬の効果や副作用は、血液中の薬の濃度(血中濃度)によって左右されます。薬は、血中濃度がある一定量に達して初めて効果が現れ、基本的には、薬の血中濃度が高いほど作用が強く、低くなれば作用は弱まります。

薬の用法や用量は、その薬の効果が最大限に得られ、副作用を最小限にとどめられるように配慮され、決められています。

例えば、1日3回の服用で効き目のある薬は次のグラフのように血中濃度が変化し、効果が安全に持続するように考えられています。

薬の血中濃度図1

仮に、この薬を1日2回しか服用しないとなると、効果のない期間ができてしまい、病気が長引いたり、症状が悪化したりする原因になります。

薬の血中濃度図2

このように、薬は回数や量が不十分だと効果が得られにくくなり、量を増やし過ぎると副作用のリスクが高まります。
だから、「用法や用量を守る」ことが大切なのです。

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1章 お薬が効く仕組み

2章 お薬を飲めなかった時の考え方

3章 お薬との付き合い方

お薬にも個性がある! 「1日2回」「1日3回」を必ず守って治しきるまで飲ませよう!

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