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職場環境が原因!?隠れ難聴にご用心

1章 気付かぬうちに進行!職業性難聴とは?

どんな職業の人がなるの?

インカム

職業性難聴は、建築現場や工事現場などの騒音下で仕事をする人、または、イヤホン・インカムを装着し、絶えず音を聴き続けるような仕事をする人がなりやすい病気です。 通常は、両耳に聴力低下が認められますが、イヤホン・インカムを片耳のみ装着するなど、状況によって片耳だけの難聴も報告されています。

そもそも職業性難聴とは?

長期間、騒音にさらされ、徐々に進行する難聴を「騒音性難聴」と言います。大きな音を繰り返し聴くことで、内耳(ないじ)にある音を感じる細胞、有毛細胞(ゆうもうさいぼう)が障害され、音がうまく感知できなくなってしまうことが原因です。 騒音性難聴のうち、大きな音にさらされる職場で長年働き続けたことにより起こった難聴を「職業性難聴」と言います。

聴こえと音の豆知識!「ヘルツ」と「デシベル」の違いとは?

健康診断の聴力検査で使われる「ヘルツ」と「デシベル」という単位は、どちらも音の性質を表す単位です。デシベルは、音の大きさを表す単位で、音が大きくなるほど数値が大きくなります。 これに対して、ヘルツは音の高さを表し、高い音ほど数値が大きくなります。正常な耳であれば、0~25デシベル、500~4000ヘルツの聴力があります。

職業性難聴には基準がある

職業性難聴には診断の基準があり、「85デシベル以上の騒音下で5年以上働いていること」と定義されています。85デシベルは、救急車のサイレンくらいの大きさです。 また、騒音下でなくとも、イヤホン・インカムなどを装着し、大きい音を繰り返し聴き続けることで職業性難聴と認められる例もあります。

日常会話は聴き取れる、だからこそ要注意!

職業性難聴は、4000ヘルツ付近の高い音から聴こえなくなるという特徴があります。 低い音域である日常会話は問題なく聴き取れるため、初期の段階で異常に気付かない人がほとんどです。 しかし、そのまま騒音にさらされていると難聴はその他の音域にまで進行し、気付いた時には耳鳴り・めまいの症状も併発し、取り返しがつかなくなってしまう人もいます。

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1章 気付かぬうちに進行!職業性難聴とは?

2章 徹底したい予防法

3章 おかしいと思ったら騒音性難聴担当医に相談しよう

職場環境が原因!?隠れ難聴にご用心

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