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職場環境が原因!?隠れ難聴にご用心

3章 おかしいと思ったら騒音性難聴担当医に相談しよう

騒音性難聴担当医とは?

日本耳鼻咽喉科学会が認定する専門医のなかで、「騒音職場の聴覚管理」と「騒音性難聴の診断・認定」などを専門的な立場で対応する医師を騒音性難聴担当医と言います。 一定の講習を受講し認定された医師で、全国で約870名の登録があります(※2014年4月現在)。

職場の産業医から難聴の診断を依頼されるスペシャリスト

ある程度の規模の企業では、1人以上の産業医がいます。 産業医とは、労働者の健康診断、衛生教育、職場の健康障害調査などを行う医師で、通常は外科や内科の医師が研修を積んで資格を取得します。 職業性難聴についても一通り学びますが、聴力に関する分野は産業医のなかでも特殊なため、正しい診断・認定のできる騒音性難聴担当医に依頼することになります。

騒音性難聴担当医は、このような産業医を通して紹介してもらうこともできますし、騒音性難聴担当医がいるクリニックを直接受診して相談することも可能です。

騒音性難聴担当医の名簿は、日本耳鼻咽喉科学会のホームページに掲載されていますのでクリニック選びの参考にしてください。

最後に…

日本には、騒音下で仕事をする人やイヤホン・インカムなどを使う仕事に就く人は何百万人といます。 しかし、職業性難聴の労災認定件数はここ数年、年間200~300件程度にとどまっています。 これは、職業性難聴の認知度が低いこと、労災申請の存在が知られていないといった背景があると思います。

長年、耳を酷使する環境で働き、耳鳴りで辛い思いをしていても「仕方ない」と済ませている人は、大勢いるのではないでしょうか。 取り返しのつかない状態になる前に、予防に努め、自発的に定期検査を受けるようにしましょう。 また、職業性難聴の予防や労災申請については全国の騒音性難聴担当医にお気軽にご相談ください。

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1章 気付かぬうちに進行!職業性難聴とは?

2章 徹底したい予防法

3章 おかしいと思ったら騒音性難聴担当医に相談しよう

職場環境が原因!?隠れ難聴にご用心

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