食中毒かな?と思ったら
1章 食中毒の基礎知識
食中毒とは何か
食中毒の定義
食中毒とは口を通して、何らかの有害なものが体内に入ったことが原因で起こる下痢や嘔吐や発熱などの病状をまとめた呼び名です。
有害なものとしては主に細菌やウイルスがあげられます。
食中毒と食あたりの違い
食中毒は医学用語で、食あたりは一般用語のため厳密な違いはありませんが、あえて分けるとすれば下記のようになります。
食中毒と表現されるもの
主に特定の細菌やウイルスのような毒素の強い病原体が原因で起こります。
複数人で同じ食品(原因菌・ウイルスが付着したもの)を食べた場合、ほとんどの人が発症します。
食あたりと表現されるもの
主に通常では感染しないような弱い菌、雑菌が原因で起こります。
一般的に無菌の食べ物はありません。
少し風邪を引いて抵抗力が弱っていたり胃腸が荒れていたりする場合などに、弱い菌に感染し発症してしまうのが食あたりとも言えます。
複数人で同じ食品(弱い菌や雑菌が付着したもの)を食べた場合、抵抗力が弱った人だけが発症します。
食中毒が流行する季節
夏から秋までは、温度・湿度が高いため細菌が繁殖しやすく食中毒が流行する季節です。
冬は、ノロウイルスのような乾燥に強いウイルスが流行する傾向にあります。
- index -
1章 食中毒の基礎知識
2章 食中毒の対処法
3章 主な食中毒と予防法
食中毒かな?と思ったら