15年後の生存率は60%以下! 正しい知識で正しく治そう「睡眠時無呼吸症候群」
2章 「睡眠時無呼吸症候群」はパートナーしか気づけない
本人は自覚しにくい「いびき」と「睡眠不足」
睡眠時無呼吸症候群は必ずいびきを伴います。ベッドパートナーが隣では寝られないほどの大きないびきをかく方も少なくありませんが、本人は「苦しい」とか「呼吸が止まっている」といった自覚症状がない場合がほとんどです。
また、熟睡できないことによる日中の強い眠気も睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状ですが、本人はいびきの自覚症状がありませんから「睡眠時間をとっているのに、なぜか眠い」「疲れているのかな」というくらいにしか思わないのです。
このように、睡眠時無呼吸症候群は自覚しにくい病気なので、誰かが指摘しない限り病気は徐々に進行してしまいます。だから、ベッドパートナーや家族の気付きがとても大切なのです。
- index -
1章 肥満だけとは限らない?意外と身近な「睡眠時無呼吸症候群」
2章 「睡眠時無呼吸症候群」はパートナーしか気づけない
3章 手遅れになる前に!検査・治療に付き添う
4章 「睡眠時無呼吸症候群」の予防・改善-「あいうべ」体操
15年後の生存率は60%以下!
正しい知識で正しく治そう「睡眠時無呼吸症候群」