斜視

斜視って何？

両目の視線が正しく目標に向かわず、ずれている状態を斜視と呼びます。
本人は目がずれていても自覚はなく、周囲が気づくことの多い病気です。
斜視の症状は主に3種類に分類できます。

通常

1.内斜視（目の位置が内側にずれる）

2.外斜視（目の位置が外側にずれる）

3.上下斜視（目の位置が上下にずれる）

目の位置は､時々ずれる場合もあれば､常にずれる場合もあります｡

斜視になる原因

神経によるものや遺伝によるものなど斜視の原因は様々です｡
その中でも生まれつき（先天的）の場合が多いようです｡
また､内斜視の場合は強い遠視が原因になることもあります｡

子どもを観察するポイント

下記の状態は、斜視の疑いがあります。
頻繁にあるようでしたら、眼科を受診しましょう。

観察ポイント
1. 目線が合わない｡
2. まぶしがる（目を細める）｡
3. 顔を傾けてものを見る｡
4. テレビや本を近くで見る｡
5. 片方の目をふさぐと嫌がる。

※生後6か月未満は要注意

生後6ヶ月未満の斜視は乳児内斜視（にゅうじないしゃし）である場合が多く､放っておくと両目で左右の像を重ね合わせてものを見る力が伸びなくなることがあります｡
疑わしい場合は早めに眼科を受診しましょう｡